歯ぐきの検査で「3や4」と言われた方へ|歯周ポケットの深さと歯周病の関係を解説
大濠ヒロカデンタルクリニックです。
「歯ぐきの検査で“3”や“4”などの数字を言われたけれど、何を意味しているのか分からない」
「チクチクとした検査をされたが、どのような目的なのか気になる」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
歯科医院で行っている歯ぐきの検査は、歯周病の有無や進行度を把握するために重要な検査です。しかし、検査の内容や結果について詳しく説明を受ける機会は意外と少なく、不安や疑問を感じたままになっている方も少なくありません。
本記事では、歯ぐきの検査で行っている内容や数値の意味について、分かりやすくご説明いたします。
当院では診療の際に、歯ぐきの健康状態を確認するため「歯周ポケット検査」を行っております。
検査の際に歯ぐきをチクチクと触られて、「何をしているのだろう?」と疑問に思われたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
この検査は、「プローブ」と呼ばれる細い器具を用いて、歯と歯ぐきの間にある溝(歯周ポケット)の深さを測定するものです。歯周ポケットの深さを確認することで、歯ぐきに炎症があるかどうか、また歯周病がどの程度進行しているかを把握することができます。
歯周病とは、歯垢(プラーク)の中に存在する細菌によって引き起こされる炎症性疾患です。初めは歯ぐきに炎症が起こる歯肉炎として始まり、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に失われていきます。重度になると歯がぐらつき、最終的には抜歯が必要になることもあります。
厚生労働省の調査でも、日本人の成人の多くが歯周病に罹患していることが報告されており、非常に身近な疾患の一つです。
歯周病 | Teeths | 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット) | 健康日本21アクション支援システム Webサイト
しかし歯周病は、初期の段階ではほとんど痛みなどの自覚症状がなく、「沈黙の病気」とも呼ばれています。気づかないうちに進行し、歯ぐきの腫れや出血、口臭、歯のぐらつきといった症状が現れた時には、すでに進行していることも少なくありません。
歯周ポケットの深さは一般的に以下のように評価されます。
・1〜3mm:健康な状態
・4mm:軽度歯周炎
・5mm:中等度歯周炎
・6mm以上:重度歯周炎
この数値が大きいほど、歯ぐきの炎症や歯を支える組織へのダメージが進んでいる可能性があります。また、歯周ポケット検査では深さだけでなく、出血の有無も確認しています。検査時に出血が見られる場合は、歯ぐきに炎症が起きているサインです。
歯周病は、毎日の歯みがきだけでは完全に防ぐことが難しい場合があります。歯石や磨き残しはご自身では取り除けないため、定期的な歯科医院での検査とクリーニングが重要です。
歯周病は早期に発見し、適切なケアを行うことで進行を防ぐことができます。大切な歯を長く健康に保つためにも、定期的に歯ぐきの状態を確認し、必要に応じたケアを受けることをおすすめいたします。
歯ぐきの状態が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。